低身長さんで、サイズ的に服を自由に買うことができず、おしゃれを諦めている方はいませんか?確かに着られる服は限られてきますが、実はサイズをあまり気にしなくても、ファッションでなりたい自分になれる方法があります。
私は身長146cmのパーソナルスタイリストです。この記事では、小物活用のメリットについてお話していきます。この記事を読むと、サイズ問題に縛られることなく好きなものを身に付けられるようになります。
その方法とは、小物を充実させるということです。
小物を充実させるとは
小物を充実させるというのは具体的に言うと、小物をたくさん取り入れるということです。では、小物とはどういったものかというと、以下の通りです。
- 帽子・ヘアバンド・眼鏡・イヤリング・マフラー・スカーフ・ネックレス・ブレスレット・手袋・指輪・バッグ・アンクレット・靴下・靴など
こういったものを積極的に、いくつも取り入れていきます。
ファッション雑誌を観察してみてください。おしゃれなスタイリングには必ず小物が使われています。服だけじゃないのです。シンプルな服の着こなしでもおしゃれに感じたりするのは、小物を使いこなしているからです。
小物活用のメリット4つ
小物活用は、こういった方にオススメです。
- 着られる服が少なく、コーデがマンネリ化している低身長さん
- 仕事服とプライベートの服が兼用で、休日なのに気分の切り替えができていない人
- 引っ越しを控えていたり、また旅行に行くときなど荷物を増やしたくない人
- 安く済ませたい人 なるべく買い物の失敗をしたくない人
小物を充実させることのメリットを4つご紹介します。
サイズを気にする必要がない
メリット1つ目は、なんと言ってもサイズを気にする必要がないことです。スカーフやバッグなどは服と違って、身体が小さいから使えないということがありません。中にはサイズを気にする必要があるものもありますが、服ほどではないと思います。
服は本当にサイズ感がシビアなので、買いに行ってもサイズがないから何も買えなかったという悲しい思いをしなくて済みます。
ある日古着に目覚め、電車で片道1時間かけて高円寺へ行ったものの、サイズが合う服が全然なくて何も買えなかったという悲しい思いをしたことがあります。着られる服がなくてもファッション小物を取り揃えればいいやという頭でいれば、ショックも小さくて済みます。
アイテム数が多いほうがおしゃれに見える
小物に限らず、アイテム数が多いほうがおしゃれに見えます。これから寒くなるので、重ね着をしてアイテム数を増やすのもアリです。でも、小物だと簡単にアイテム数を増やすことができます。
なぜアイテム数が多いとおしゃれに見えるのか。それは、大抵の人がアイテム数を最小限にしようとするからです。では、なぜそうするのか。何を組み合わせればいいのかがわからなかったり、組み合わせを考える手間がかかるからです。逆に言うと、それができれば差別化が図れておしゃれに見せることができるのです。
何をどう組み合わせたらコーディネートとしてまとまりやすいのかといった具体的な方法は、別の記事で説明します。
では、本当にアイテム数が増えればおしゃれに見えるのか、具体例をいくつか出していきます。まずはピクトグラムに装飾を施した図をみてください。
左から右へいくにしたがって、1点ずつアイテム数が増えていきます。一番左よりも一番右のほうが、おしゃれに見えませんか?小物はすべて同じものを使っています。
次に実写で比較していきましょう。
ブレスレットも1つよりは2つの方がおしゃれに見えますよね。
ブレスレット1点だけだとあまりにも寂しいですが、ネックレスと合わせるとそれが消えていきます。もちろん、もっと点数を増やせばおしゃれに見せることができます。
このようにアイテム数を増やせば、こなれた雰囲気を出すことができます。
ひとつの服をいろんな風に着ることができる
ひとつの服でも、いろんなテイストで着こなすことができます。服と同じテイストの小物を合わせると、よりそのイメージを増強させることができるし、逆にテイストが離れた小物を組み合わせて、奥深さを演出することもできます。
それに、服自体の装飾は小物でもできます。たとえばボウタイブラウス。
ボウタイブラウスは、ブラウスとスカーフが合体した服です。ボウタイブラウスを買えなかったらブラウスにスカーフを付ければ代用できますよね。
また、こちらもパールのネックレスで代用できそうですよね。最近は付け襟なるものもあり、デザインのバリエーションも豊かなので、付け襟で雰囲気を変えるというのもありだと思います。
服とアクセサリーが合体したデザインは、小物を合わせる必要がないままにアイテム数を増やすことができますが、「欲しいのにサイズがなくて買えない・・・」という人や「手持ち服の雰囲気を変えたい」という人は、小物合わせで寄せる・雰囲気を変えるという方法はいかがでしょうか。服よりも小物を買う方が安いので経済的だし、服の数を増やしたくない人にもオススメです。
似合いづらいものも取り入れられる
私のサロンでは顔パーツ診断・体型診断・パーソナルカラー診断という3種類の外見診断を行っており、似合うものがどういったものなのかを診断しています。
面積の大部分を占める服は、似合う要素・似合いづらい要素が影響しやすいのですが、顔よりも面積の小さい小物は、影響度合いが小さいです。そのため、似合いづらいものを小物で取り入れることができます。
鮮やかな色合いが苦手なパーソナルカラーSummer, Autumnさんや目立つ服を着るとそわそわしてしまう服装心理診断の一般性の数値が高い人などは、服はベーシックカラーで馴染ませてピアスや靴下、靴、バッグなど、小物で鮮やかなカラーを取り入れるのはいかがでしょう。
ハンサムなお顔立ちの顔パーツMasculineの方は直線要素を感じるデザインと固く光沢感のある質感が得意です。レザージャケットやスリット入りのスカートで似合わせつつ、あえてまったく違う要素である丸いシルエットのファーバッグを合わせてみたり。
似合う要素を知ると似合うもので固めたくなりますが、似合いづらいものは使えないという考えは呪いです。着こなしや小物使いで工夫をすることができます。
まとめ
今回は小物活用のメリットを4つ解説していきました。服は何を選べばよいのかわからないけど、小物は一目惚れしてよく買ってしまうという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
コロナ禍で外出をする機会が減ったことから、今は服そのものよりも、手持ち服の雰囲気を変えてくれる「ちょい足しアイテム」がトレンドになっています。そういった背景もあり、今は特に小物のバリエーションが様々なので、小物活用を検討してみてはいかがでしょうか。