バイトや勤務先で「制服貸与だけど、ズボンは自前で用意してきて」と言われたことはありませんか?仕事用にどんなものを履けばいいの?と迷われる方もいらっしゃるかもしれません。
そんな働く人のために作りこまれたパンツがあるのでご紹介させてください。動きやすくて使いやすいパンツをイチから開発したとのこと。
店頭で試着してみましたが、サイズ的に履けるボトムスがかなり少ない身長146cmの私でも履けたレアなパンツです。
EDWIN 『ハタラクロ』 メンズ \7,590 レディース \6,490
働くときのパンツスタイルは職種によって様々ですが、「黒のパンツで」と指定されるところもあるので迷ったら黒を選ぶのが無難でしょう。
デニム専業メーカーでパンツを多く作ってきたEDWINが、働く人のための高機能パンツを作りました。その名も『ハタラクロ』。
わかりやすいネーミングだね(笑)
- ストレッチ性がある
- ホコリが付きにくい
- 色褪せしにくい
- 洗濯機で洗える
- ポケット・ペン挿し、しゃがんでもシャツが出ないすべり止めテープなど、腰回りに工夫が満載
使いやすいように工夫されているので、まずは機能面をご紹介します。
機能性①ストレッチ性がある
伸縮性のあるゴムのようなはたらきを持つポリウレタンが混紡されているので、ストレッチ性があります。
安価なポリウレタンの衣類は伸びっぱなしになって型崩れしやすかったり膝が空いてしまったりしやすいのですが、動き回る人が穿くことを考慮して、伸縮性がありつつ丈夫な素材を追求したそうです。丈夫で厚めの生地なのに、柔らかく履きやすいのが特長です。長年パンツを作り続けてきたEDWINならではのこだわりを感じます。
機能性②洗濯機で洗える
裏返してクリーニングネットに入れれば洗濯できます。気合いを入れて買ったおしゃれ着ならまだしも、仕事着にそこまで手間かけてられないですよね。忙しい方にオススメです。
ほぼ毎日着るものだから手入れがラクか、色褪せもそうだけど気兼ねなく洗濯機で洗えるかは重要だよね
機能性③ホコリが付きにくい
これは黒のパンツに求めること個人的第1位。黒は本当にホコリが目立ちます。特にペットを飼っている方は動物の抜け毛問題がありますよね。私は届いたダンボールの荷物を大量に扱う仕事をしているので、輸送中にダンボールに付いた砂やホコリが服に付いたりします。
「静電気でホコリ付きやすそうだけどまあいっか」と妥協して購入した黒パンツは洋服用ホコリ取りを使ってもなかなか取れず、結局履かずじまいに…。
トホホ…。
ホコリの付きやすさの原因をEDWINが実験をした結果、様々な要因があったそうです。中でも一番の原因となったのが、毛羽立ちでそこにホコリや糸くずが付着するというもの。なんてことない普通の生地でも顕微鏡で見たらいっぱい毛羽が立っています。そこで、極力毛羽立たない糸を作ろうということで、糸づくりから開発したそうです。
次に、静電気の起きやすさという観点からも見てみましょう。
プラスの電気を帯びやすい素材とマイナスの電気を帯びやすい素材があり、反対の性質を持つ素材を組み合わせると静電気が起きやすくなります。
ポリエステル49%とレーヨン49%で反対の電気を帯びる素材の組み合わせです。しかし、帯電しやすさが中程度なのでそこまで気にならないのではないかと思います。
それよりも毛玉ができやすいという口コミがチラホラ…。ポリエステルもレーヨンも毛玉ができやすい素材なので仕方ないですね。摩擦が原因なので、仕事で動く分にはしょうがないけれども裏返してネットに入れて洗濯することである程度防げます。
だから、裏返してネットに入れて洗濯してって書いてあったのね
着心地や動きやすさを重視した結果の素材選びなのだと思います。
機能性④色褪せしにくい
黒だと色褪せが気になる方も多いのではないでしょうか。洗濯を繰り返すと色褪せして紫色っぽい茶色っぽい色に変わってしまい、着古した感が出てしまいます。
一般的に服を作るときは白い生地を染料で染めるのですが、ハタラクロではポリエステルとレーヨンを繊維の段階で着色しています。混紡する原着糸を使っているので黒自体が非常に鮮明だし、化学繊維の黒なので、洗濯を繰り返しても色が褪せにくくなっているとのこと。
機能性⑤腰回りに工夫が満載
言わずもがな、ポケットが付いてます。
指で抑えているところあたりまで物が入ります。お尻部分にもポケットがあります。
ペン挿しあります。仕事でペン絶対使う。
穴に通して留めるタックボタンではなく、パチっと留めるスナップボタンで着脱しやすい。
しゃがんでもシャツが出ないすべり止めテープ付き。トップスの長さが中途半端だと、タックインしても動くうちに裾が出てだらしなくなるから地味に嬉しい設計です。
しかも、トップスをインするのってフォーマルに見える着方なんですよね。基本的にタイトなシルエットはフォーマルに、ダボッとしたシルエットはカジュアルに見える傾向があります。
スーツを着るときも、シャツは必ずタックインしますよね?
だから、職種やサービス提供する相手によってキレイめにしたいときはトップスをイン、逆に親しみやすさを演出したいときはトップスの裾を出しましょう。すべり止めテープは仕事着としての配慮を感じます。
機能性だけでなく、見た目にもこだわってます。
選べるシルエット
レディースはスキニー、スリムストレート、ストレート、ブーツカットの4型展開。それぞれ¥6,490
メンズはスキニー、ストレートの2型展開。それぞれ¥7,590
ストレートは膝から裾までまっすぐなラインを落としたパンツで、定番のシルエットです。スキニーは「痩せこけた」という意味の言葉で、その名の通り足のラインが見えるタイトなパンツです。
ブーツカットとは腰から膝までは身体にフィットし、裾から裾に向かって広がっているパンツのことを言います。別名フレアパンツで、かつてはパンタロンとも呼ばれていました。1970年代に流行したパンツで、再び流行しているシルエットです。履くだけで少し今っぽく見せてくれます。
フォーマルに見せるための細部へのこだわり
一般的に色数が多いとカジュアルに見えて、色数が少ないとフォーマルに見えます。就活スーツも基本的に白と黒のみで構成されていますよね?
スナップボタンを黒くし、生地の黒と揃えています。ボタンは金属製なのでシルバーのボタンが多い中、仕事着として使われることを想定してフォーマルに見せるための仕様だと思います。
↑画像加工でボタンを生地と違う色(グレー)にしてみました。ほんの少しの違いですが、若干カジュアルに見えますよね。
腰の右側についているEDWINのロゴマークもモノクロで、目立たぬよう生地の色と揃えられています。
身長146cmがスキニーのXSを履いてみた感じ
私は全体的に凹凸のない平坦なI型体型なので、上下でボリューム差を作ってメリハリをつけるためにタイトなスキニーを履いてみました。
裾が長くて若干シワ寄ってますね。
横から見ると裾の長さはこんな感じ。伸びるので、多少だけどサイズの融通は効くかも。
まとめ
ハタラクロを購入する際は、EDWINの公式オンラインで購入するのがオススメです。サイズ交換、イメージ違いによる返品も可!今なら裾上げが無料です。
裾上げ無料って地味にめちゃくちゃ嬉しい…。
EDWIN直営店だけでなくマックハウスやライトオンなどにもあると思うので、購入前に一度試着されるのが良いかもしれません。
低身長さんのボトムス選びってかなり難しくないですか?XSサイズ展開のないブランドで、フリーサイズでもたまにサイズの合うものがあったりして「き、着られる!!✨」と感動することがあるのですが、ボトムスはサイズがシビアで難しい。
XSまで幅広くサイズ展開しているブランドは数少なく貴重です。しかも、見た目だけでなく機能面まで考え抜かれていて嬉しい。バイト用・仕事用パンツの購入を検討されている方はぜひチェックしてみてください。